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愛と和の心育むひな祭り
ひな祭り文化普及協會 代表 清川 紗衣
古いアルバムを開くと、お雛様と一緒に写った幼い自分の姿があります。 「初節句」と書かれた万年筆の青い文字。母に抱かれ産着(うぶぎ)にくるまれた、あどけない顔。ちらし寿司やごちそうの並べられた食卓を囲んで、若かりし頃の家族や親戚の和やかな顔も見えます。少し大きくなると、母と一緒に赤毛氈を敷いて、飾り付けの最後にお雛さまの冠を、小さな手で一生懸命飾った思い出が甦ってきます。 私たちは、お雛様の十二単の重ねの色目や、おすべらかし(髪型)、飾り付けの形式といった日本固有の文化を通して、日本文化の美と心を自然と学んできたのではないでしょうか。 3月3日。ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せをみんなで願う行事として、日本人が真心をもって伝えてきた習わしです。 このサイトは、たくさんの愛情のこもった「ひな祭りの愛と和の心」がみなさまの心に運ばれ育まれますようにという願いを込めて制作しました。日本人としてのアイデンティティが問われている昨今、男性も女性も子供からお年寄りまで、どうぞみんなでひな祭りを学び、心和める伝統行事としてお楽しみください。
ひな祭り文化普及協會代表、(一社)日本の節句文化を継承する会『日本の五節句をユネスコの無形文化遺産にする実行委員会』アドバイザー。 趣味は箏演奏。生田流箏曲筑紫派師範。清糸會主宰。1999年、和楽器集団ぐるーぷ樹団員としてフランス・カーン市で海外公演参加。 2014年にはドイツ・ハノーバーでひな祭りコンサートを開催。国際交流イベントや小中学校での邦楽鑑賞会に多数出演。 また、ライフワークとしてヨガ講師( NPO法人IBREA JAPAN認定のブレイントレーナー)としても活躍。世界中の人々の健康、幸福、調和を目指して開発されたブレイン体操・瞑想を軸とした『脳教育』に感銘を受け、平和都市広島ならではの、ひな祭りの果たす役割と社会的貢献活動を行っている。「ひな祭り講演」ほか「ひな祭りを国民の祝日にする運動」、海外への「平和雛贈呈」などユニークで創造的な企画を打ち出している。広島市在住。
受け継がれしもの
作曲家・ピアニスト・シンセサイザー奏者 奥村 愛
数年前「ひな祭り文化普及協會」の清川紗衣さんから、日本に古くから伝わる物語「かぐや姫」と「鉢かつぎ姫」の朗読音楽劇のための作曲の委嘱を受けました。朗読と音楽の生演奏に加え、舞台スクリーンには絵本の挿絵を投影するという企画で、講談社から昭和11年に出版された絵本の復刻版が用いられました。これは、広川操一画伯や織田観潮画伯による大変美しい日本画の挿絵です。この挿絵と昔から語り継がれる物語に、和楽器と洋楽器の融合を試みる中で、今を生きる自分の命を重ね合わせ、新たな音との出会いがありました。 それは幼い頃、叔母が弾いてくれた箏を聴いて、その美しい音色に酔いしれ、箏の音が織り成す夢幻の世界に引き込まれた体験と似ていました。そして、幼い私が夢中になって箏を弾かせてもらったその時の記憶と同じく、いつしか和楽器と物語の世界に私自身も引き込まれていったのです。 特に「鉢かつぎ姫」の物語の風景は、幼い私の手を握って散歩してくれた母との思い出を彷彿とさせてくれます。そして昔、私が母にしてもらったことを、気がつくと娘にも同じようにしています。我が子を想う親の気持ちは、母の手のぬくもりとともに、聴かせてくれた歌や物語を通じて、受け継がれていくものなのでしょう。「ひな祭り」が伝統行事として大切に受け継がれているのは、いつの世も我が子の幸せを願う親の気持ちは同じだからでしょう。 母として作曲家として、音楽を通して次の世代に「和の心」を受け継いでいく使命を感じています。サイト内の私の音楽を聞いてくださる方へ、心から感謝いたします。
幼少よりヤマハ音楽教室にてピアノと作曲を学ぶ。国内外のコンサートに多数出演。ハンガリー国立交響楽団、広島交響楽団、仏・エヴィアン音楽祭にて桐朋学園大学オーケストラと自作のコンチェルトで共演。その後エリザベト音大に進学し作曲を専攻。多ジャンルの音楽家とセッション・作・編曲活動を行う。ひな祭り文化普及協會との出会いで、それまでになかったジャンルである朗読音楽劇を和洋楽器のコラボで発表する。 ■作品紹介■ 2007年「鉢かつぎ姫」 2008年「かぐや姫」 2012年「いつくしま物語」 ひな祭り文化普及協會10周年祈念事業として世界遺産「宮島」をテーマとした物語に和楽器・洋楽器・児童合唱・ソプラノ、テノールの編成で作曲。 2013年「うれしいひな祭り」 箏独奏による編曲。 2014年「生命(いのち)への祈り」 広島で生まれ育った作曲家として被爆70周年の前年に平和をテーマとした作品。薩摩琵琶・尺八・ピアノの三重奏からなる編成。