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楽しむ学ぶ「雛人形」
花 ひな祭り検定
ひな祭りの歴史から有職故実の知識まで、学ぶつもりで検定にチャレンジしてみてください。
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ひな祭り検定 回答と正解
ひな祭り検定
-目次-

飾り方マスター編】/【登場人物マスター編】/【女雛マスター編】/【男雛マスター編】/【三人官女マスター編】/【五人囃子マスター編
随身マスター編】/【仕丁マスター編】/【お道具マスター編】/【嫁入道具マスター編】/【婚礼行列マスター編

  ひな祭り検定 <2>登場人物マスター編

登場人物マスター編はひな人形の名前や役割を学ぶコースです。ひな祭りに飾る15人のお人形って何て言うなまえ?今まで知らなかった役割とともに未知の「雛段ストーリー」を学んであなたの心を雅の世界へご招待します。

 
■10問中1問 この後姿の素敵な男性のひな人形は何という?
(1)お殿さま
(2)王子さま
(3)男雛(おびな)

正解と解説


■1問目の解説 正解 (3) 男性の第一礼装=束帯(そくたい)を着ているこのお方は男雛。通称[お内裏さま] という俗称でよばれることもありますね。せっかくなので後ろ姿をよ〜く見てみて!背中に畳んであるのは裾(きょ)といいます。本来は後身を長く引くもので時代と共にどんどん長くなり何と3mにも及ぶものもあったそうです。裾(きょ)ってウエディングドレスのトレーンみたいだったんですね。ともあれ末永くお幸せに!
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■10問中2問 私の名称を呼んでちょうだい♪間違えないでねぇ。
(1)お雛さま
(2)巫女[みこ]
(3)三人官女(さんにんかんじょ)

正解と解説


■2問目の解説 正解 (3) 優しい心づかいのサポーター!三人官女です。えっ誰のサポートしてるって?平安時代より男子禁制とされる後宮や后妃の私生活の雑事に渡ってキメ細やかにサポートしております!宮廷行事や節会には給仕に就くこともありましたわ。実は女性の官僚という意味も含まれておりますのよ。それで「女官」と呼ばれましたわ。 ところで豆知識!私の持ち物は島台(しまだい)と言って祝儀の飾りの置物。名前の由来は入江の形状をなした島の姿に吉祥文様を配していることから。よくおわかり?
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■10問中3問 僕はこう見えてもミュージシャン♪仕事柄なんと呼ばれているでしょう。
(1)笛吹き童子
(2)五人囃子(ごにんばやし)
(3)綾小路笛麻呂[あやのこうじふえまろ]

正解と解説


■3問目の解説 正解 (2) はい、日本の伝統文化でありユネスコ無形文化遺産でもある能楽の演奏形式のひとつ=囃子[はやし]を5人で担当しています。五人囃子は能楽を上演する場合の地謡[じうた=歌手みたいな役割]一人と囃子方[はやしかた=伴奏のような役割]四名で構成されています。 その演奏はプロ顔負け。僕の笛は能管[のうかん]とも呼ばれています。日本人なら一度は能を鑑賞して欲しいな!
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■10問中4問 私はご覧の通り武芸に秀でたSP=Security Police、要人警護官。花形職業でいつもモテモテ、困っておる。じゃがひなまつりの歌には(白酒を飲んで)『あ〜かいお顔の右大臣』などと呼ばれて心外じゃ。この私の本当の職名は?
(1)やっぱり右大臣[うだいじん]
(2)一寸法師[いっすんぼうし]
(3)随人[ずいじん]

正解と解説


■4問目の解説 正解 (3) 実はこれ、答えるのがタイヘン難しい問題。江戸時代は服制という法律で職分にはそれぞれ服装が決まっておったのじゃ。私が頭に被っている巻纓冠(まきえいかん)は警固の任務の際にかぶるもの。弓矢ももちろん警固に必要。なので「随身」が正解じゃ。   ところで誰が考えたのか私の服は随人が着用することはあり得ない種類の服装である。これは大臣クラスの方々が着用するものだからじゃ。そのため俗称を‘右大臣’とも言われた。江戸時代、人形師たちは私を「随人」として制作しておった。この事実を知っている人、日本人でも中々いない。さあ、雛人形の人物について、どんどんマスターしよう♪
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■10問中5問 わしは15人の雛人形の中でも一番の長老。前出の者と同じ職業なのは想像がつくじゃろう。さて、問題。江戸時代の服制では黒は赤より上位のものが身に着ける色じゃった。わしの立ち位置はハテ左側か?右側か?
(1)右(向かって左側)
(2)左(向かって右側)
(3)どちらでも良い

正解と解説


■5問目の解説 正解 (2) 江戸時代、武家諸法度や公家諸法度など数多くの法令で身分や階級を細かく分けていたのじゃ。服制ではデザインや色でも区別し礼法では立ち位置も≪左が右より上位≫とされていたんじゃ。わしは長老で黒い服を着ているから若くて赤い服の前問の者がわしの右側にいつも立っておる。もちろん、そなたから見ると左右は逆になるのはわかっておるな。
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■10問中6問 みなさま、はじめまして。私は三人官女。さて、手に持っているのは何でしょう。その役割も答えてね。正解者にはウインクして差し上げるわ!
(1)長柄(ながえ)―盃に酒を注ぐもの。
(2)提子(ひさげ)―長柄に酒を加えるためのもの。
(3)水差し―桃の花に水を与えるもの。

正解と解説


■6問目の解説 正解 (1) 素直なあなたならすぐ分かったかしら。長い柄のある酒器で「銚子」とも言うけど、盃に酒を注ぐもので長い部分を長柄(ながえ)というので「長柄」と呼んでいますのよ。柄が長くては不自由ではとお思い?・・・だって位の高いお方に近づきすぎては失礼ですもの。
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■10問中7問 ちょっと赤い顔しているのがわかるかな?最近怒りっぽくなって俺さまのことを「おこり上戸」と呼んだりもするんだ。さあ、別名と持ち物を当てておくれ!
(1)仕丁(しちょう)―ちり取り
(2)弁慶―ざる
(3)五人囃子―打楽器

正解と解説


■7問目の解説 正解 (1) 地方からの労働者として宮廷の雑役係りをしていた俺。無報酬だったから生活も大変だったのさ。それで少々おこりっぽくなったのかな。ひな飾りの中では唯一庶民出身の白衣を着た三人一組の仕丁の俺たち。仕事が済んだあとは故郷の話に花が咲いたことだよ。
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■10問中8問 僕は元服前なので、髪は結ばない少年の髪型になっています。 三角に尖った侍烏帽子(さむらいえぼし)が結構気に入ってるんだ!さて私の楽器名は?
(1)太鼓(たいこ)
(2)大皮鼓(おおかわつづみ)
(3)小鼓(こつづみ)

正解と解説


■8問目の解説 正解 (3) 小鼓(こつづみ)
鼓は、桜の胴に、表裏2枚の馬の革を置き、麻紐で締めあげた楽器だよ。左手で持ち、右肩にかついで右手で打ちます。演奏中にはつねに湿気が必要で、革に息をハア―をかけたり、張ってある紙を唾でぬらしたりして調節するんだ。スカッと気が晴れる音だよ。
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■10問中9問 美少年だと評判の僕はもの心つき始めたころから舞台に立ち、ほかの雛人形たちからも拍手喝采を受けて育ったんだ。さて、僕は何の名手でしょう。
(1)仕舞(しまい)
(2)謡(うたい)
(3)扇の舞

正解と解説


■9問目の解説 正解 (2) 僕は能の声楽部分である謡をうたう重要なお役目を担っている。右手に持っているのは扇です。謡う際にはそれを構え、休みの際には下ろします。謡はもちろん、扇の所作も芸のうち。
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■10問中10問 ひな人形の中で主役の私。男雛さまと一対で何と呼ばれるでしょう。
(1)夫婦雛(めおとびな)
(2)内裏雛(だいりびな)
(3)睦雛(むつびな)

正解と解説


■10問目の解説 正解 (2) 男雛と女雛の一対で内裏雛(だいりびな)といいます。仲睦まじいので二人で一つの名称なのですよ。童謡「うれしいひなまつり」の歌詞から男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と一般化して呼んでしまっていますが、内裏(だいり)とは、平安京の都城の中にある天皇の私的区域のこと。現在の京都御所がこれです。内裏雛がすべて天皇と皇后をモデルにしているというよりは、衣冠や十二単衣への憧れもあって天皇家のような豪華な衣装にした、という感じです。女の子に内裏雛のような幸せな結婚をしてほしいという願いが作ったものなのです。
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