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楽しむ学ぶ「雛人形」
花 ひな祭り検定
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ひな祭り検定 回答と正解
ひな祭り検定
-目次-

飾り方マスター編】/【登場人物マスター編】/【女雛マスター編】/【男雛マスター編】/【三人官女マスター編】/【五人囃子マスター編
随身マスター編】/【仕丁マスター編】/【お道具マスター編】/【嫁入道具マスター編】/【婚礼行列マスター編

  ひな祭り検定 <4>男雛マスター編

男雛を見ていると平安時代から受け継がれてきた男性装束の、実に心憎いばかりのファッションセンスを感じずにはいられません。また束帯[そくたい]といわれる宮中の正装から略正装の衣冠[いかん]など、さまざまな装束が男雛の衣装として使われています。ここでは束帯の場合で問題を作ってみました!

 
■5問中1問 頭に被るこのアイテムは何と呼ぶでしょう。
(1)帽子
(2)冠
(3)烏帽子
(4)トサカ

正解と解説


■1問目の解説 正解 (2) 冠は朝廷に出仕する際に必ずかぶらなければいけない帽子です。一方図の烏帽子(えぼし)とは日常の帽子のことです。マンガや雑誌にしばしば冠と烏帽子を混同して記載されているのを目にしますのでここで理解しておいてくださいね。 答えを閉じる

■5問中2問 ひな人形の肌ってお餅みたいに白くて品がありますよね。この頭や手足の顔料は胡粉(ごふん)と呼ばれています。さて何で作られるかご存知でしょうか。
(1)牡蠣
(2)紋白蝶の羽
(3)石灰石

正解と解説


■2問目の解説 正解 (1) 胡粉(ごふん) は牡蠣の貝殻を焼いて細かく砕いた白い粉で、これは日本独自のものです。西洋のアンティークドールでは二度焼きした磁器を使用しており、肌に光沢があります。製法によって独特の風合いになるのですね。 答えを閉じる

■5問中3問 さあ おじゃる丸をご覧の方なら男雛のもつ木の棒を笏(しゃく)と呼ぶのはご存知でしょう。この意外な用途は何でしょう。
(1)トイレに行きたいときの合図
(2)儀式の段取りを記載してあるメモがわり
(3)魔よけ

正解と解説


■3問目の解説 正解 (2) 笏(しゃく)
ただの棒ではありません。表向きには意義を正す役割がありますが、笏の持ち手側には儀式を遂行する上での必要事項が記載してありました。いわばカンニングペーパー?
大切な役目を持っていたのですね。 答えを閉じる

■5問中4問 平緒(ひらお)
細い前掛けのような「平緒」。
男雛だけでなく随身にも同じように見られますね。さて何のために着けているのでしょう。
(1)剣を腰に下げるため。
(2)威儀を示すため。
(3)手を拭くため。

正解と解説


■4問目の解説 正解 (1) 平緒(ひらお)
男雛の装束である束帯は宮中における正装で、武官や上層の公卿は帯剣しました。剣を腰に下げるための帯として、細い前掛けのような「平緒」を垂らしていたのです。 答えを閉じる

■5問中5問 束帯の語源にもなった、この腰にまとう革で作った帯のことを何と言う?
(1)めのう帯
(2)石帯(せきたい)
(3)飾り帯

正解と解説


■5問目の解説 正解 (2) 石帯(せきたい)
束帯の語源にもなった石帯は腰にまとう革で作った帯のことをさします。玉、めのうなどの石を位の上下によって帯に並べてつけるので石帯といいます。後ろ姿まで心憎い演出、さすがのファッションセンスですね。
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