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楽しむ学ぶ「雛人形」
花 ひな祭り検定
ひな祭りの歴史から有職故実の知識まで、学ぶつもりで検定にチャレンジしてみてください。
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ひな祭り検定 回答と正解
ひな祭り検定
-目次-

飾り方マスター編】/【登場人物マスター編】/【女雛マスター編】/【男雛マスター編】/【三人官女マスター編】/【五人囃子マスター編
随身マスター編】/【仕丁マスター編】/【お道具マスター編】/【嫁入道具マスター編】/【婚礼行列マスター編

  ひな祭り検定 <9>1段〜5段目のお道具マスター編

ひな壇の脇役、桜・橘から菱餅、雪洞までお道具の「へぇ〜問題」です!

 
■8問中1問 箪笥(たんす)
姫君の優雅な生活を象徴するかのような豪華な箪笥ですね。
さて、箪笥の数え方は?
(1)一本、二本
(2)一棹、二棹(ひとさお、ふたさお)
(3)一箪、二箪(いったん、にたん)

正解と解説


■1問目の解説 正解 (2) 実は箪笥の歴史は思ったより浅く、江戸時代の寛文年間 (1661〜1673) に大坂で造られたのが最初と推測されています。当時、箪笥を持つ事が出来たのは上流階級の人達だけで、庶民は多くの衣類を持ち合わせておらず長持(ながもち)など箱の形状のものに衣類や家財道具を収納していたようです。ところで箪笥の数は一棹 (さお) 、二棹 … と数えます。箪笥が普及し始めたころ、棹を通して運べる構造 (棹通し金具) が取り入れられ、一棹、二棹 … と数えるようになったのです。 答えを閉じる

■8問中2問 長持(ながもち) 衣類や寝具を入れるための長方形の容器の名称=長持。
さて、棹を通して長持ちを運ぶことができましたがどんなときに便利いい?
(1)ストレッチ運動したい時
(2)火事で持ち出す時
(3)洗濯物を干す時

正解と解説


■2問目の解説 正解 (2) 長持の一般的な大きさは、長さ約174p前後、幅と高さは約75p。長端部には棹(さお)を通すための金具があり、運搬時はここに太い棹(長持棹)を通して2人で担ぎ、持ち運びます。この長持、火事の際に長持ごと運び出せるように棹を通して担いで運んだそうです 答えを閉じる

■8問中3問 表刺袋(うわざしぶくろ)
婚礼の飾調度として使われました。
さてこの袋には何をいれてたでしょう。
(1)乾物の特産品みやげ
(2)装束(しょうぞく=衣類)
(3)金銀などの宝石

正解と解説


■3問目の解説 正解 (2) 装束や調度品を納めて持参するので地質を強固にしなくてはなりません。そのため組緒を縦横にめぐらして縫う、「表刺縫い(うわざしぬい)」にしたことから表刺袋(うわざしぶくろ)と呼びました。 答えを閉じる

■8問中4問 中に灰を入れて暖房のように供する道具。火桶と呼ばれていたものも後世には何という名で呼ばれるようになったでしょう。
(1)エアコン
(2)ストーブ
(3)火鉢

正解と解説


■4問目の解説 正解 (3) 答えを閉じる

■8問中5問 「物は大切に最後まで使い尽くす!」という理想のリサイクル社会だった江戸時代。そのためにも欠かせなかった裁縫道具を別名なんと呼ぶ?
(1)糸箱
(2)お針箱
(3)ハサミ箱

正解と解説


■5問目の解説 正解 (2) 今のようなミシンもない時代、既製品など無く衣類のみならず日常生活のすべてが手作りの江戸時代、いつもそばにあるお針箱は大活躍だったことでしょう。手縫いで一針一針心を込めて縫い上げた着物は痛まないよう大切に使い、子供や孫にまで着回す事も珍しくありませんでした。直線縫いですから何度も仕立て直して使えます。つぎはぎやうす切れが目だってくると家の中だけの着物に仕立て直し、よくよく着られなくなると布団や座布団に、さらにはおむつや雑巾にしたそうです。この頃の繊維は木綿・麻・絹といった天然繊維。最後は腐って肥料になるし、燃やせば灰になって土に変えるのです。江戸時代って、理想的なリサイクル社会だったのですね。 「物は大切に最後まで使い尽くす!」 答えを閉じる

■8問中6問 鏡台
鏡台は婚礼調度の中でも重要な調度です。さて結婚した女性特有のお化粧はお歯黒の他に何でしょう。
(1)つけまつげ
(2)眉そり
(3)刺青(いれずみ)

正解と解説


■6問目の解説 正解 (2) 江戸時代は髪型の他にお化粧にも決まりがあり、三人官女の中央の方のように既婚者はお歯黒・眉そりをしていました。江戸時代の女性におけるお化粧・身だしなみとは美しく魅せる以上に、身分証明書のような意味もあったのですね。 答えを閉じる

■8問中7問 茶道具
茶道は武家の子女にとって花嫁修業というより'たしなみ'に近い存在だったようです。
さて茶道の開祖、千利休の茶道の心得は下記のどれでしょう。
(1)分福茶釜(ぶんぷくちゃがま)
(2)四規七則(しきしちそく)
(3)へそで茶を沸かす

正解と解説


■7問目の解説 正解 (2) 分福茶釜(ぶんぷくちゃがま)は日本中で語り継がれている昔話 のひとつ。
へそで茶を沸かす、とはおかしくて大笑いしている様子です。

さて正解の「四規七則(しきしちそく)」の意味です。
四規(しき)とは和敬清寂(わけいせいじゃく)の精神を言います。
 和…お互い仲良くする事。
 敬…お互い敬いあう事。
 清…見た目だけでなく心の清らかさの事。
 寂…どんな時にも動じない心の事。
七則 (しちそく)とは規則というよりは相手を思う「気遣い」を表しています。
茶は服のよきように点て、
炭は湯のわくように置き、
冬は暖に夏は涼しく、
花は野の花のように生け、
刻限は早めに、
降らずとも雨の用意、
相客に心せよ
-千利休「四規七則(しきしちそく)」より- 答えを閉じる

■8問中8問 お道具類に共通の塗りの形式をなんというでしょう。
(1)黒漆金蒔絵(くろうるしきんまきえ)
(2)ゴールドブラック
(3)牡丹唐草紋

正解と解説


■8問目の解説 正解 (1) 答えを閉じる

 
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