世界中で類まれな人形を飾る形式…壇飾り
ひな人形の大きな特徴というと優雅な衣装やお道具もさることながら『段ごとに飾られている』という形式も挙げられるのではないでしょうか。雛人形やお道具は雛祭りが儀式化された江戸時代中期には床上もしくは一段の台上に飾られていました。それが江戸時代後期には七〜八段に飾るのが習俗となり、雛人形や道具類も現在のものと同じ形式に整ったのです。
世界中の人形を見ても、雛人形のように十五人もの人形と形式化された道具を備えて段ごとに飾るといった形式は類まれであり、私たち日本人の誇れる伝統文化の一つといえます。
さあ、一段目から七段目まで様々な雛人形とお道具類を見ていきましょう。学んだあとは「壇飾りゲーム」にトライ。ひょっとして飾るのは大変!と思っていた貴方もゲームで名人になったらすっかり『ひな祭りファン』になるかも。さて飾り方はここでは古式=京都式の雛壇で学びます。